連載長編時代小説。「ロレンソの物語」完結。


ロレンソ了斎(1526~1592)──。
フランシスコ・ザビエルに教えを受け、日本人最初の修道士となり、戦国時代のキリスト教布教に大きく貢献した人物である。
織田信長や豊臣秀吉とも親しく交わり、ルイス・フロイスの「日本史」にも、一章を割くほど大きく取り上げられたほどの傑物。
そんな「彼」には、神にも告白できぬ秘密があった──。

ロレンソの物語
重要なお知らせ
Kindle Direct PublishingのKDPセレクトにしましたので、このサイトでの公開を終了します。
Amazonのキンドル端末や、タブレット、スマホでお楽しみください。
kindle配信中

(以下はこのサイトで連載していたときのアオリ文句です。)

「ロレンソの物語」(連載一回目)。

中国、明の時代。自由な海の商いが禁じられていたころ、右手を失った海賊の少年藤二郎は、大船主と呼ばれる王直から意外な頼み事をされるのだっ た。戦国時代を駆け抜けた男と女の物語、ここに始まる。

「ロレンソの物語」(連載二回目)。 

大内家の支配のもと、殷賑を極める周防の国、山口。「西の京」と呼ばれるその街の片隅に、一人の琵琶法師と従者が暮らしていた。

あるとき彼らは「フランシスコ・ザビエル」と名乗る南蛮人と出会うが......。


「ロレンソの物語」(連載三回目)。 

藤二郎は平戸で捕縛され、いわれのない責めを受ける。一方、山口の大道寺で了斎は日本を去ろうとするザビエルに秘密を打ち明けようとする が……。


「ロレンソの物語」(連載四回目)。 

西の京とうたわれた山口が、いま炎に包まれる!大内家の重臣陶晴賢が謀反を起こしたのだ。大内邸の大道寺にいるロレンソの運命は?

そして平戸にいる藤二郎は……?


「ロレンソの物語」(最終回)。

デウスの教えは徐々に山口に広まっていく。大寧時の変をなんとか生き延びたロレンソ了斎は、ついに日本人最初のイルマン(修道士)に叙され る。そして日本で最初に祝われたクリスマス(降誕祭)。藤二郎もようなくデウスの教えに入信するが、暗い影が忍び寄る……。

太閤秀吉の圧政のもと、臨終の床にあるロレンソ了斎の脳裏に去来するものは?

作者最初の長編時代小説、ここに完結!


inserted by FC2 system